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在宅ワークにおすすめの資格!役立つ資格を質問してみた!
在宅ワークに興味はあるものの、どのように始めればいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そんな時に、資格を取得すればスムーズに仕事が見つかるのでは?と考える方もいることでしょう。
本日は、そうした方に向けて、皆が取得して良かったと思っている資格やどのように勉強したか、費用はどれくらいかかったかなどを経験者へのアンケート結果から紹介していきます。
資格を活かして在宅ワークをしている人に聞いてみた
在宅ワークに役立つという資格を紹介しているサイトは数多くありますが、実際本当に役立つのか、気になるところではないでしょうか。
そこで、在宅ワークを探そう!では、社会人になってから資格を取得し、をれを活かして在宅ワークをしている方にアンケートを行って聞いてみました。
アンケートはクラウドワークスを利用しています。勉強方法や資格取得にかかった費用も聞いていますので、紹介していきます。
最も在宅ワークに活かせる資格3選
アンケート結果では、在宅ワークで実際に役立ったと回答が多かった資格は、以下の3つでした。
日商簿記検定
今回のアンケートでは、簿記の資格を活かして在宅ワークをしている方が多いという結果が出ました。
最近では、企業の雑務を代行するオンラインアシスタントの募集が増えており、特に簿記資格を持つ経理のオンラインアシスタントを求める求人が増加しています。
また、会計ソフトへのデータ入力を担当する在宅スタッフの募集もあり、その際も簿記資格が求められることが一般的です。さらに在宅経理アシスタントを積極的に採用している経理専門の代行サービス会社もあります。
経理の在宅ワークは、経験と共に資格も重要視されています。
2020年以降は、経理業務の在宅化が進み、求人サイトでも募集が増加している印象を受けます。求人サイトの応募条件には簿記2級と書いてあることが多いです。
簿記の資格を取得する前後で変わったこと
男性 M.Yさん
そもそも簿記を取得していないと受けられない企業もあるため、選択肢が広がった。
女性 A.Mさん
収入が安定して、在宅でもキチンと毎月収入が得られるようになった。
男性 S.Yさん
自分にスキルがついたと感じ、自信になりました。転職もできるぞという心の余裕もあります。
女性 H.Mさん
転職活動に困らなくなりました。書類選考はかなりの割合で通るようになりました。転職先がなかなか見つからなくて困る、という事は無いです。
女性 N.Mさん
前職も経理だったのできちんと知識を知ってからやるともっと仕事が楽になったなと思います。
簿記の勉強方法や費用
男性 M.Yさん
YouTubeにて勉強。動画のためわからない点はくり返し見れた、無料
女性 A.Mさん
通信教育で勉強して、5万円かかった。
女性 H.Mさん
資格スクールの短期講習に3ヶ月通いました。費用は5万円位。その他に自宅学習用にもテキストや問題集を購入しました。
男性 S.Yさん
YouTubeで無料で教えてくれる人の動画を見て学んだ。
女性 N.Mさん
ユーキャンで39000円でした。3ヶ月の受講がありました。基礎テキストで学び、知識をつけ実践しわからないところは質問。毎日テキストを見ながら1時間集中して勉強しました。
日商簿記検定概要
受験資格 | 特になし(学歴、年齢、性別、国籍等制限なし) |
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受験方法 | 【全国統一試験日の検定試験】 【ネット試験】(在宅試験は不可) |
試験日 | [2級・3級] 統一試験方式:年3回(6月・11月・2月) ネット検定:随時 [1級] 統一試験方式のみ:年2回(6月・11月) |
受験料 | 3級:3,300円 2級:5,500円 1級:8,800円 |
簿記が活かせる在宅ワーク | オンラインアシスタント 経理事務(会計ソフトへの入力業務) 会計事務 ライター |
簿記の資格を在宅ワークで活かせる会社
MOS資格(マイクロソフト オフィススペシャリスト)
MOS資格を取得した人も多くいました。
事務系の仕事をするために必要なExcel・Word・PowerPointなどの知識やスキルを証明できます。
以前に実施した、「在宅ワークのweb面接で聞かれたこと」を調査したときに、「エクセルやワードはどの程度使えますか」と質問されている方がいました。
このことから、マイクロソフトのエクセルやワードの資格を取得していることは、書類選考や面接時の評価の一つとして役立つことが分かります。また、資格を取得することで業務の効率化やスムーズな作業にもつながり、実際の仕事でも強みになります。
オンラインアシスタントをはじめとして、オンラインで事務系の仕事をするためには役立つ資格です。
MOSの資格を取得する前後で変わったこと
女性 O.Nさん
資格取得前は、ExcelやWordの基本的な操作はできていましたが、効率的に業務を進めることが難しいと感じていました。MOS資格を取得した後は、ショートカットや関数、書式設定のスキルが向上し、作業時間を大幅に短縮できるようになりました。また、クライアントに対しても自信を持って資料を提出でき、信頼性が高まりました。資格を持つことで、在宅での仕事の幅が広がり、より高度な業務にも挑戦できるようになりました。
女性 S.Mさん
操作だけでも手間取っていましたが、資格勉強を通して操作方法も身についたお陰で作業効率が上がった。
女性 K.Nさん
パソコンの操作が早くできるようになりました。パソコン用語もわかるようになりました。
MOSの勉強方法や費用
女性 O.Nさん
自宅で独学しました。特に過去問題を解くことに重点を置き、試験形式に慣れるようにしました。また、YouTubeの無料動画やオンライン講座を活用して、わからない部分を補強しました。費用はテキスト代と試験料合わせて約2万円程度かかりました。
女性 K.Nさん
ハローワークの就職支援でパソコンの勉強に学校に通いました。費用は1万円くらいです。
MOS資格概要
試験科目 | Word/Excel/PowerPoint/Access/Outlook |
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受験資格 | 特になし(年齢・国籍を問わず受験可能) |
受験方法 | 【全国一斉試験】全国 約30の受験地域より選択。 公式サイトからすぐ申込みができる 【随時試験】最寄りの全国約1500の試験会場で受験できる |
試験日 | 【全国一斉試験】毎月1回~2回 【随時試験】各試験会場が設定した日程。ほぼ毎日開催 |
受験料 | 一般レベル 1科目10,780円 上級レベル(エキスパート) 1科目12,980円 |
MOSが活かせる在宅ワーク | オンラインアシスタント データ入力 資料作成 その他 事務全般 |
MOSの資格を在宅ワークで活かせる会社
ファイナンシャルプランナー
簿記やMOSに並び、ファイナンシャルプランナーの資格を在宅ワークに活かしている人も、多くいました。
ファイナンシャルプランナーは、資産管理や将来のライフプランに関するアドバイスを行う専門家です。貯蓄や投資、保険、老後の資金計画など、生活に密着した相談をサポートします。また、知識を活かして自分自身の資産やライフプランを見直すことができ、将来に対する不安感を軽減することにも役立ちます。
在宅ワークでは、オンラインで相談にのったり、お金に関する記事を書くことで収入を増やすことができます。ただし、在宅の求人は少ないので、ツテなどが無い場合は、クラウドソーシングやスキルシェアなどのサービスを使って仕事を受注することになります。
ファイナンシャルプランナーには、国家資格のFP技能士と、民間資格のAFP、CFPがあります。実務経験がない未経験者は受験資格に制限がないFP技能検定3級から受験するのがおすすめです。(FP2級は、3級に合格していなくても、AFP認定研修の受講を修了すれば受験できます。)
FPの資格を取得する前後で変わったこと
女性 S.Aさん
お金のことに対しての不安感が減り、自分に自信がつきました。
女性 Y.Tさん
周りの人から頼られるようになり、自分でも人の役に立てていることに満足です。
女性 N.Yさん
わずかだが、収入を増やすことができている。
FPの勉強方法や費用
男性 リックさん
資格の大原に通い、そして自分で参考書を買って半年間勉強した。費用は20万くらい。
女性 S.Aさん
完全に独学だったので、勉強サイトや中古で購入した本を使いました。勉強にかかった費用は合計で5千円もかからなかったと思います。
女性 Y.Tさん
ほぼ独学で勉強しました。ある程度内容を理解してからは、無料の過去問サイトでアウトプット学習に力を入れました。
女性 N.Yさん
資格の学校TACに通い効率的に勉強した
FP資格概要
資格の種類 | 国家資格:FP技能検定 民間資格:AFP、CFP |
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受験資格 | FP技能士3級は特に制限なし |
資格の特徴 | FP技能士は更新の必要なし/AFP、CFPは2年ごとに更新が必要 |
受験方法 | 2024年4月から3級FP技能検定は学科試験及び実技試験とも、 全国で随時受検ができるCBT試験へ移行 |
受験料 | 3級FP技能検定:学科試験と実技試験 8,000円(非課税) |
FPが活かせる在宅ワーク | ライフプランなどのオンライン相談 お金の知識を活かした執筆 |
FPの資格を在宅ワークで活かせる会社
英語や外国語が得意な方が活かせる資格
ここまで、在宅ワークに活かせる資格3選を紹介しましたが、アンケートでは英語の資格を活かして在宅ワークをしているという回答もありました。
英検の資格や、TOEICで高スコアを取得していると、在宅ワークや副業に限らず、就職や転職をする際にも強みになります。
英検・TOEIC
英語のスキルが証明できると、在宅ワークをするのには有利です。
具体的には、翻訳、オンライン英会話講師、英文添削などの仕事があります。また、顔を出さずにできる英語音声の添削者の求人も定期的にあります。さらに、事務の在宅ワークでは、英語に抵抗がない方と書かれている求人もよく見かけます。
クラウドソーシングやスキルシェアを使い仕事を受注するだけでなく、翻訳会社のトライアルを受けて仕事を受注することも可能です。
英語を活かす在宅ワークの場合、時給が2,000円以上の求人も多く存在します。
英検・TOEICの資格を取得する前後で変わったこと
女性 M.Tさん
英語を日常的に読み書きすることに抵抗がなくなった。英語の資格は転職だけでなく、クラウドソージングでの業務受注の際に一定以上の英語力があることを示せるため、重宝している。
女性 B.Bさん
生業でも外資系に勤める事ができ、副業でも英語を使っている。
女性 E.Cさん
以前よりも英語の翻訳の仕事が増えました。
英検・TOEICの勉強方法や費用
女性 E.Cさん
主に独学で勉強しました。ネット(アプリ、サイト、動画)を使い勉強して、英訳辞書を購入して勉強もしたので、費用は合わせて1万円くらいだと思います。
男性 K.Tさん
英検1級の教材を1年間かけて勉強しました。特に単語帳を何度も見直して単語を覚えることに努力しました。
2次試験の面接対策にはオンライン英会話を利用しました。特定の講師にフリートークでこんな感じで質問して欲しいと説明して、模擬面接を繰り返しました。
英検・TOEICの資格を在宅ワークで活かせる会社
不動産に関する資格を取得する
アンケートでは、宅地建物取引士(宅建)の資格を取得して在宅ワークをしている方もいました。
宅建士の独占業務の一つである、重要事項説明書を在宅で作成しているという回答もありました。
宅建(宅地建物取引士)
宅建は国家資格です。宅地建物取引を営む者は、1つの事務所につき、5人に1人以上の専任宅地建物取引士を置くことが義務付けられています。
不動産取引の際には、宅建士にしかできない3つの独占業務があります。
- 重要事項の説明
- 重要事項説明書への記名・押印
- 契約書への記名
最近では、上記①の重要事項説明書の作成や説明もオンラインで行うことが可能となっていて実際にリモートの求人はありますが、実務経験がない場合、すぐにこの業務に携わるのは難しいです。
また、求人サイトでは、不動産事務の在宅ワークは時々募集がありますが、経験を必要とする場合が多いようです。宅建の資格を活かして独占業務だけを行う求人は少ないので注意が必要です。
宅建の知識を活かしてライティングを行ったり、宅建の試験対策をオンラインで教えたりする業務でしたらクラウドソーシングを活用して、未経験者でも報酬を得られる可能性があります。
宅建の資格を取得する前後で変わったこと
女性 さちさん
自信がついて、他の資格にも挑戦しようと思いました。
頑張った結果より、努力できた過程の方が自分に自信をつけさせてくれました。
女性 S.Aさん
書類作成の仕事を請け負っていましたが、資格を取得後に出来る仕事の幅が広がりました。
男性 E.Aさん
リモートで重要事項説明書を書く仕事があると思わなかった。これであれば、副業でできると思った。副業で得た収入を介護費用に充てることができてよかった。
宅建の勉強方法や費用
女性 さちさん
過去問をプリントしてとくこと。YouTubeで勉強すること。問題集をすること。
男性 E.Aさん
らくらく宅建塾〈基本テキスト〉を買い、独学です。1日1時間、1年で350時間勉強しました。
女性 S.Aさん
問題集+過去問を繰り返し何週もやりました。試験日の3ヵ月前から1ヵ月毎3回、模試を受けました。
宅建の資格を在宅ワークで活かせる会社
ライティングの資格を活かす
文章を書くことが好きという方は多いと思います。
webライティングの資格を在宅ワークに活かしている方もいました。
webライターの仕事は資格がなくても、始めることはできます。しかし資格を持っていれば一定のライティングの知識を身につけていることを証明できるため、初心者でも案件を受注しやすくなる可能性があります。他にも自分の文章力に自信が持てたり、ビジネスマナーの向上が図れるなどのメリットがあります。
WEBライティング技能検定
WEBライティング技能検定は、一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会が発行する民間資格です。
WEBライティング技能検定の本試験に合格すると、クラウドソーシングでの活動を後押ししてくれますので、ライティング初心者向けの資格と言われています。
検定試験は月1回行われ、オンラインで自宅から受験することが可能です。受験資格はありませんが、「WEBライティング技能検定講座」を購入した人が対象となります。
Webライティング能力検定
WEBライティング技能検定の他に、WEBライティング能力検定もあります。
WEBライティング能力検定は、一般社団法人日本WEBライティング協会が実施している試験です。
試験は全国の試験会場で行われます。また資格の期限は2年で、維持の為には更新が必要になります。取得2年後に、更新のためのセミナー又は動画配信を受講することで新たな認定書が送られてきます。(費用がかかります。)
ライティングの資格を取得する前後で変わったこと
男性 K.Nさん
トークスプリプト(テレアポ)やメールの作成、web掲載文章の考案・編集において、web上やインターネット上だからこその普段とは異なる礼儀や注意点、目にとまる書き方や聞き易い文法などを理解する事ができた事で仕事に大変役立ってます。
男性 S.Tさん
知識やスキルに自信が持てないことが多かったが、資格取得を通じて自分の能力を確認でき、自信がついた。
ライティングの勉強方法や費用
女性 A.Mさん
WEBライティング能力検定は独学で勉強して、1万円くらいかかった。
男性 K.Nさん
該当資格認定サイトでの勉強、他参考サイトでの勉強。
ライティングの資格を在宅ワークで活かせる会社
Webデザインの資格を活かす
Webデザインの仕事と聞くと、ホームページ作成を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実際にはロゴやバナーの作成だけで収入を得ている方もいます。
ロゴやバナー作成は、クラウドソーシングやスキルシェアサービス、SNSやブログでも仕事を受注できるので初心者でも仕事を受注しやすい職種の一つです。
資格がなくてもデザインの仕事は始められますが、資格を持っているとスキルの証明になるため、案件を受注しやすくなったり、書類選考に通りやすくなったりします。また、資格を取得することで、仕事の幅が広がる可能性も高くなります。
Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力認定試験は、「サーティファイ Web利用・技術認定委員会」が主催している民間資格です。
webデザイナーやコーダーを目指す人のために、デザイン能力やHTML、CSSなどのコーディングスキルを判定し、認定する試験です。受験資格に制限はありません。
Webクリエイター能力認定試験には、初級の「スタンダード」と上級「エキスパート」の2つの認定基準があります。
受験方法は、全国の認定試験会場で随時開催される「随時試験」と年に2回行われる「公開試験」があります。公開試験は2021年よりスタートした「リモートWebテスト」での在宅受験になります。
ウェブデザイン技能検定
ウェブデザイン技能検定は、特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会が実施している、国家資格です。
1級~3級の3つの級があり、1級と2級は実務経験があるか、定められた条件をクリアする必要があるため、未経験者は受験をすることができません。3級は、実務経験がなくても受験可能です。3級に合格すれば2級を受けられます。
ウェブデザイン技能検定は、HTMLやCSSを使ったコーディングの知識だけではなく、幅広いウェブデザインの知識が問われ、学科試験と実技試験があります。
1級は年1回、2級、3級は年4回試験が実施され、試験会場は試験日程に記載されます。
Webデザインの資格を取得する前後で変わったこと
女性 M.Yさん
ホームページのコーディングは資格を保有していなくても出来ますし、資格を保有せずにウェブクリエイター・ウェブデザイナーとして活躍している方も多くいらっしゃると思います。ウェブ関係の仕事に就こうとした場合、自分が過去作成したサイトの提出など、ポートフォリオの提出を求められることが多いと思いますが、ホームページ作成関係の資格を保有しているということで、コーディングする能力を有していると認めて頂き、ポートフォリオの提出をパスして書類選考を通して頂くということが多々ありました。(以下略)
女性 N.Nさん
出来る仕事の幅と収入が増え、充実しました。
Webデザインの勉強方法や費用
女性 N.Nさん
独学で取得しました。
女性 M.Yさん
Webクリエイター能力検定試験 上級は「Webクリエイター能力認定試験上級 公認テキスト&問題集」3000円程度を読み勉強しました。
Webデザインの資格を在宅ワークで活かせる会社
資格取得を検討する際の注意点
ここまで紹介してきた簿記やMOS、ファイナンシャルプランナー、英検などの民間資格は、知名度が高く、多くの受験者がいる資格です。
これらの資格は、スクールに通い効率的に学習する人もいれば、過去問題を解いたり、YouTubeなどを活用して無料で学習する方もいて、学習方法は自由に選べます。
一方で、資格取得のために高額な講座を受講しなければならない、民間資格も存在します。
このような講座は、資格取得は二の次で、高額な講座を受講させるのが目的と捉えることもできます。
高額な講座でも、講座内容が金額に見合い、実際に在宅ワークで収入が得られるようになれば問題ないと言えるかもしれません。
しかし、「この資格を取得すれば在宅ワークができる」というキャッチフレーズで、特にパソコン初心者をターゲットにした、資格商法的な講座には注意が必要です。
資格商法的な講座の特徴として以下のようなことが挙げられます。
- 「在宅ワークができる」と強調する資格や講座
- 短期間で簡単に資格が取得できると謳うもの
- 知名度が低く、検索して初めて知るような資格や講座
- 資格取得までに高額な費用がかかる
- サイト内で初心者、未経験、ママ、主婦などの語句を多用している
特に、20万円以上かかる知名度の低い講座には注意が必要です。
講座を受けて資格を取ることで自信がつき、在宅ワークが始められる人もいるかもしれません。
そのため、実際に「この講座や資格のおかげで在宅ワークができるようになった」と発信をする人もいるでしょう。
しかし、YouTubeなどで無料で学習しても同じように自信をつけ、仕事を受注できる可能性もあります。
高額な講座を受講させて資格を与えるやり方は、グレーな商法と言えるでしょう。
資格取得によるメリット
「在宅ワークには経験が必要で、資格は役に立たない」と言われることがあります。
確かに、10年以上前なら、企業から仕事を請け負うしか在宅ワークをする方法がなかったため、資格だけでは採用に結びつかないことが多かったかもしれません。会社の採用では、経験が重視されていたからです。
しかし、今ではクラウドソーシングやスキルシェアといった、仕事を依頼したい人と仕事をしたい人をマッチングするサービスが普及しています。
クラウドソーシングやスキルシェアを利用する場合でも、経験があれば有利なのは間違いありません。しかし、資格をプロフィールに書くことで一定のスキルがあることを証明でき、経験が浅くても仕事を受注できるチャンスが広がっています。
少しずつ経験を積み上げれば、自分に合った良い条件で働ける可能性も高まります。
資格取得には、具体的に以下のようなメリットがあります。
- 知識が深まり効率的に業務を行えるようになる
- 書類選考に通過しやすくなる
- スキルが身についたことを感じることで自信がつく
- 新たな挑戦への意欲が湧く
知識が深まり効率的に業務を行えるようになる
資格を取得する大きなメリットは、専門的な知識を深く、また幅広く身につけられることです。
そのことにより、実際の業務でも、スムーズに作業を進められるようになり、結果として時間が節約できたり、ミスが軽減されます。
資格取得のために学んだ知識は、日々の仕事で直面する問題を素早く解決する手助けとなるため、業務全体のスピード向上につながります。
書類選考に通過しやすくなる
資格を取得していることは、応募時の書類選考でアピールできます。
企業やクライアントは、在宅ワークのようなリモートで働く人を採用する場合、応募者のスキルや信頼性を見極めるために資格を重視することがあります。
前述しました通り、資格は応募者がその分野で一定の知識や能力を持っていることの証明となります。書類選考の段階で他の候補者と差をつけることができます。
また、資格を持っていることで、即戦力として期待されやすくなるため、選考を通過する可能性が高まります。
資格取得により自信がつく
今回のアンケートでは、資格を取得したことでスキルが身につき、自信を持てたという方が多くいました。
また、スキルだけでなく、独学で頑張り抜いた自分に自信を持てたという方や、資格取得に向けた努力の過程が自信につながったという声もありました。さらに、お金に対する不安が軽減され、自分に自信がついたと回答された方もいました。
資格取得は、スキル面だけでなく精神的にも自信を高める効果があり、仕事の質や取組み方にも良い影響を与えます。
新たな挑戦への意欲が湧く
資格を取得することで、新たな挑戦への意欲が湧く方もいます。
- 努力して資格が取得できると、また新たな資格に挑戦したいという意欲が湧いた。
- 仕事の幅が広がって、高度な仕事に挑戦できるようになった。
資格取得には、一度目標を達成した経験が自信となり、「次はさらにレベルの高い資格を目指してみたい」と思えるような効果があることが分かります。また、より高いスキルを必要とする仕事にも取り組めるようになるため、成長を実感できるというメリットもあります。
在宅ワークにおすすめの資格 おわりに
今回は、アンケートを行い、資格を活かして在宅ワークをしている人の声を紹介しました。
紹介しきれませんでしたが、中には、難関資格を取得しクラウドソーシングで仕事を受注している方もいました。
アンケートからは、簿記、MOS、ファイナンシャルプランナー、英検・TOEIC、宅建の資格を活かしている方が多くいることが分かりました。
受験者数が多く、認知度が高い資格が、求人に応募する際も、クラウドソーシングで案件を受注する際にも有利なようです。
しかし、たとえ求人サイトで募集が少ない資格でも、スキルシェアサービスを使って、これから資格を目指している人の相談にのったり、資格を活かした商品を出品すれば、収入を得られる可能性があります。
今回紹介できなかった資格であっても、困っている人にスキルを提供することで、在宅ワークができます。収入は安定しないかもしれませんが、アイデア次第で稼げる可能性はあります。
資格を活かして在宅ワークをする方法自体が増えています。求人サイトやクラウドソーシングでどのような仕事があるか、スキルシェアサービスではどのような商品が売れているかをリサーチして、興味がある資格にチャレンジするのがおすすめです。