【平均月収・時給の相場を調査】在宅ワークや内職でいくら稼げる?

在宅ワークを始めたいけど、いったいどのくらい稼げるのだろう。
また、今やっている自分の在宅ワーク収入は労力に見合ったものなのだろうかと考えることはないでしょうか。
今回は在宅ワークや内職の収入について調べてみました。
厚生労働省のホームページで公開されているデータを基に紹介したいと思います。
在宅ワークと内職は別もの
在宅ワークと内職は一緒と考えがちですが別々の働き方となります。
そのため厚生労働省の実態調査も別々に行われています。
在宅ワークとは
(例えば、テープ起こし、データ入力、ホームページの作成、設計・製図等)
自営型テレワークの適正な実施のためのガイドライン(PDF)(厚生労働省)
内職(家内労働者)とは
在宅ワークは、主にパソコンを利用してサービスを提供しその成果に対して報酬を得る働き方です。
特に法律はなく、自営型テレワークの適正な実施のためのガイドラインがあるのみです。
一方内職は原材料の提供を受けて品物を製造したり加工したりする働き方で、家内労働法という法律で守られ、労働者と位置づけられています。
ネット上では、原材料を提供する内職に対しても「らくらく在宅ワーク」などと記載している場合があるので、家で働く仕事すべてを在宅ワークと認識している人も多いと思います。
在宅ワークと内職の実態調査から収入を確認してみる
まずは在宅ワークの報酬調査結果は、厚生労働省サイト内の『在宅ワークの適正な実施のためのガイドライン』(4ページ目)に掲載されています。
在宅ワークの適正な実施のためのガイドライン(PDF)
2013年の少し古い情報ですが、在宅ワークの平均的月収は5万円以下が27.7%です。6万~9万円が18.0%で、1ヵ月9万円以下の収入の方は45.7%となります。
在宅ワークをしている方の半数近くは9万円以下で働いていることになります。
内職は厚生労働省が平成29年に行った「家内労働条件の現状調査」で見ると、平均工賃額が1時間516円、1ヵ月41,961円。
男女別にみると、男性が8万4,285円、女性が3万7,089円、類型別にみると、専業が15万441円、内職が3万7,278円、副業が2万9,058円となっていました。
今は29年調査のページが削除され、平成26年度の調査しかみることができませんが、金額は同じくらいです。
在宅ワークも内職も、思いのほか調査結果の収入が高いという印象を受けます。
ここで見逃してはいけないのは、専門スキルを持っている人、専業で行っている人も多数含まれているため、平均すると月収を押し上げている可能性がありそうです。
在宅でデータ入力を体験してみました
先日あるサイトで、画像化された文章を入力する、データ入力を体験してみました。
タイピングのスピードはブラインドタッチはできますし、達人という程ではありませんが、早い方だと思います。
しかし3日ほど1時間試しましたが、時給にして20円とか30円にしかなりませんでした。
少なくても200円~300円位稼げないと続ける気力がなくなってしまいます。
結局は三日坊主となってしまいました。
やってみれば時給100円以下の在宅ワーク・内職も存在しているのかも
このブログではずっと自宅でできる仕事を紹介していますが、その中には労力に見合った報酬が支払われているのだろうかと思う事もあります。
時給100円以下とか、労力に見合わない報酬の場合は、ほとんどの人は続かず辞めてしまうため、調査に回答することもなく調査結果にも反映されていない可能性もあるのではないかと個人的には思います。

収入がすべてではない?!
在宅ワークや内職をしている人の中には、最初は稼げなくてもコツを掴んでペースが上がり、高い報酬というわけではないけれど、納得できる報酬が稼げている人もいます。
たとえ時給が100円でも、好きな時間に家でコツコツできるので気に入っているとか、やりがいがあるので報酬が少なくても続けているという人も少なからずいます。
報酬が安い仕事でも自分に合っていれば良い仕事となり得るのだと思います。
収入例から予測する
アルバイトサイトや企業の採用ページを見ていると、月収5万円の人もいますとか、10万円の人もいますという月収例を記述している場合があります。
職種にもよりますが、「人もいます」という場合は、ほとんどの人がその金額まで稼げない可能性があるとも言えます。
最初から諦める必要はないかもしれませんが、そのような記載方法でしたら特に最初は低報酬となることも覚悟して応募した方が良いと思います。
中には、ワーカーの前年1年間の月収平均を掲載して募集している企業や、あまり期待を持たせることなく月収1万円、2万円と掲載しているところもあります。
月給固定制の企業もあります。
仕事を始める時には自分で、時給や月収が労力に対して納得できる金額になりそうかを見極めることが重要です。
最後に
在宅ワーク・内職は、スキルを活かして働く場合は10万円、20万円もしくはそれ以上稼ぐ人がいる一方で、何かの片手間で簡単な仕事をしたい場合は、パートやアルバイトに行くほど稼ぐことは難しく、月に数千円とか1万円程度ということも十分あり得ます。
アルバイトサイトで募集している在宅ワークの月収例を見ていると、2万円という数字を見ることが多い気がします。
身近にいる人やインターネット、住んでいる地域の情報誌など、何かの縁で、良い在宅ワークや内職の仕事に就ける可能性はありますので、日ごろから情報を集めていると、平均時給より高い仕事ができるかもしれません。