【職種:特技や知識の販売】
ココナラは、知識や特技を売り買いするオンラインマッチングサイトです。
2012年7月にサービスを開始しました。
TVや新聞などのメディア取りあげられ、現在は、テレビCMも頻繁に流れています。
本日はココナラを紹介したいと思います。
ココナラとは
ココナラは利用者がスキルや製作物を売り買いすることが出来るクラウド型マッチングサイトです。
一般的なクラウドソーシングサイトではクライアントが仕事を発注して、その仕事が出来るワーカーが申し込む仕組みとなっています。
ココナラの場合はその逆で、ワーカーの側が自分から能力や品物を売り込む仕組みになっています。
出品の際の利用料や登録料がいずれも無料となっており、どんどん利用者が増えていることも特徴です。
ココナラではワーカーが行う仕事と価格を決めて売り出します。
クライアントはその仕事内容と価格を見て、「やってほしい」と感じた場合は依頼をします。
ワーカーが能動的に自分を売り込むことが出来るのがココナラの特徴です。
ココナラでは出品の際の費用はかかりませんが、取引が成立したら手数料としての20%(税込22%)が差し引かれる仕組みがあります。
ココナラのメリットは何?
ココナラは学歴や性別、資格取得に縛られることなく誰でも在宅ワークができますが、メリットやデメリットはあります。
まずココナラにはどんなメリットがあるか紹介したいと思います。
得意なことを売り込める
ココナラにおける最大のメリットとしてはワーカーが様々なことを自分から行えることが挙げられます。
一般的なクラウドソーシングサービスのように自分に合った案件を待つ必要はありません。
自分の行える仕事を提示すれば、クライアントと契約できる可能性があります。
その際には価格も自分で設定できるので納得して仕事を行えます。
極端に安い価格で働かされてしまったり、案件の取り合いになってしまったりすることはありません。
仕事らしくない事柄でも出品できる
それぞれのワーカーならではの個性を出すことも出来ます。
例えば似顔絵を描いたり、占いをしたりといった仕事も出品されることがあります。
ワーカーが得意としていることであれば、ありとあらゆることが仕事になりえます。
一般的な仕事とは少し違うようなことでもワーカーが出品し、クライアントが購入すれば仕事になります。
クライアントにとってもメリットがあります。
ワーカーの設定した価格が適正だと感じれば購入し、不適正だと感じれば購入しなければ良いということになります。
一般的なクラウドソーシングサイトでは、慣れていないクライアントが価格設定に失敗してしまうケースも起こりえますが、ココナラの場合はその心配がありません。
取引成立まで手数料がかからず手軽に何でも出品できる
ワーカーの意外な特技などによる斬新な出品がなされていることも多く、クライアントは良い意味で想定外の発注を行える可能性があります。
取引が成立しない限り、費用が発生しないことも大きなメリットです。
ワーカーの中には本当に自分の出品に買い手がつくのか不安という方もいます。
そういった方も気軽に出品することが出来ます。
ココナラにはたくさんの利用者がいるので、意外な出品でも評判になることがあります。
法律上や倫理上問題がないものであれば基本的に何でも出品することが出来ます。
そのため、これまでクラウドソーシングサイトを利用したことがないという方も始めやすくなっています。
ココナラのワーカーの中にはお小遣い稼ぎとして利用している方からフリーランサーとして活動をしている方までいます。
中にはプロのような腕前の方もいるので、クライアントにとっては掘り出し物を見つけるチャンスとなっています。
ワーカーにとっても自らの能力を生かして、自分で仕事を作れるのでこれまでになかったような働き方も可能となります。
キャッチコピーや動画編集、楽曲の作成などを行っているワーカーもいます。
ワーカーは能力を鍛えるだけでなく、出品の仕方を工夫することで収入を増やせる可能性もあります。
必要に応じて価格を下げたり、仕事の内容を変えたりすることも出来ます。
人気がある出品物は、途中で価格を値上げして販売することも可能です。
仕事が来るまで待つのではなく、仕事内容を含めて自分を売り出すことが出来るのはココナラだからこそといえるのではないでしょうか。
クライアントが多いので契約が成立しやすい
ココナラではその仕様上、仕事利用ではない使い方をしている方もいます。
通常、クラウドソーシングサイトで仕事を発注しているクライアントは、自分が行っている事業のためにワーカーの力を借りる方が多いです。
趣味などでワーカーに依頼をしている方はそれほど多くありません。
しかし、ココナラの場合は出品されているユニークなサービスを、趣味として利用してみたいという方もいます。
誰もが気軽にクライアント側に回ることも出来るので、ココナラは非常に幅広いクライアントが利用しています。
クライアントの幅が広いということはその分、出品したサービスが買ってもらいやすいということです。
それらにより契約が成立しやすいこともメリットといえるでしょう。
ココナラの気になるところ
ここまでメリットをお伝えしてきましたが、どのようなサービスにもデメリットはあります。
ココナラではどのようなところが気になるでしょうか。
手数料が高め
販売手数料が一律20%(税込22%)、購入時手数料5%(税込5.5%)となっているところが気になるところといえるかもしれません。
2021年4月12日までは、販売手数料は25%(税込27.5%)でした。(販売額が1万円~5万円の場合)
改訂後は、ワーカーが負担する手数料は20%(税込22%)と減りましたが、今度はクライアントが手数料5%(税込5.5%)負担することになります。
また改定前は、販売額が高いほど、手数料が安くなっていたのですが、一律20%(税込22%)となり、少数ではあるかもしれませんが、高額サービスを販売していた方は負担が増える結果となります。
ココナラは他のクラウドソーシングサイトと比べてもやや高めの手数料設定であることは否定できないところです。
ただし、ココナラは他のクラウドソーシングサイトとは一線を画した内容になっているので、単純な比較はできない部分もあります。
月額の基本料などがかからない分、契約成立時の手数料がやや高めになっているともいえます。
収入が安定しない可能性がある
ココナラの場合は、おすすめ出品者に選ばれたり、PRO認定・人気ランキングなど、サイト内の目立つ位置に紹介されるようになれば、注文が殺到する可能性もあります。
その一方で、口コミが付いて信頼を得るまでは、他の方と似通ったサービスを出品しても売れなかったり、収入が安定しないケースも想定されます。
自分で作ったブログから集客したり、同じサービスでも、他の方とは少し違った切り口で出品してみるといった創意工夫も必要になります。
新しいことに挑戦してみたい方にはメリットですが、与えられた仕事を完遂して、安定収入を得る在宅ワークをしたい方にはデメリットともなります。
迷惑なクライアントがいる
突然無理な要求をしたりして、クレーマーになるクライアントもいるようです。
サービスへの期待が大きかったのかもしれませんが、ワーカーとしては困りますね。
ココナラでのトラブルでは、当事者間同士の解決が前提となります。
まずは解決策を最初によく調べ、どのような対処をしたらいいかを確認しておく必要があります。
ただし、どうしても困った場合は運営に問題を報告できます。
トークルームに設置されました「運営に問題を報告する」というボタンをクリックされますと、やりとりにおいてお困りのことやトラブル等を直接運営に報告することができます。
規約違反、不審に思うやりとりがございましたら、こちらのボタンからご報告ください。ご報告いただき次第、運営で確認の上、問題のあるユーザーに関しては警告や機能制限の対処をいたします。
ココナラで人気のサービス
ココナラでは、思いがけないサービスが突然人気を集めることがあります。
ココナラがサービスをスタートした当初は、500円で得意なことを売り買いできるというキャッチフレーズだったため「元ツアーコンダクターが旅行プランを計画します」というサービスや、「あなたのお悩みを家族全員で話し合い解決方法を回答します」というサービスが人気を集めたりしていました。
今では、目立つ位置に紹介されるためにも、ココナラで売れる可能性が高い人気のジャンルに、自分の得意な分野があるかを確認してから、何を出品するか決めた方が良さそうです。
ココナラのトップページに人気ランキングがありますので、そこから確認しましょう。
デザイン、占い、似顔絵・イラスト・漫画、Webサイト制作・Webデザイン、ライティング・ネーミングetc.あります。
また、ココナラに登録していると、クライアントとして利用するための、利用割引クーポンのメールが送られてきます。
そこにクーポンをどんなサービスに使ったら良いかの提案があります。
ロゴ作成、占い、イラスト、翻訳、ナレーション、ビジネス、インテリア、筋トレというジャンルが紹介されています。
また似顔絵作成に関するメールも良く送られてきます。
特に占い、似顔絵は人気があるようです。

おわりに
デメリットでも少し紹介しましたが、ココナラでサービスを販売したいと思った時、新しいことにチャレンジしたいか、安定を望むかで、向き・不向きがあるかもしれません。
それでもココナラにはメリットも多い事がお分かりいただけたと思います。
出品物に対して、極端に安い金額を提示されたりしないことや、忙しくなれば、納品日を提示しておけば、クライアントは、それを了承して購入してくれるのでワーカーが仕事に振りまわされてしまう可能性は最小限です。
日本の銀行口座があれば海外在住者の方も出品可能です。
興味があれば利用してみてはいかがでしょうか。
未成年でも登録できますが、事前に親権者など法定代理人の同意が必要です。
参考記事


