家で過ごす時間、いわゆる「おうち時間」の増加により、在宅で副業したい人が増えています。
そのような中、声を使う仕事ができないかと考える人も多いようです。
ネットがある今なら、在宅で声を使ってスマホ1つで稼ぐことも容易になっています。
初めから自宅に本格的な設備を揃えなくても、声の仕事がしたいという願いを叶えられる可能性があります。
声優やナレーターを目指していたことがあるから、それを活かして家で働きたい。
声がいいと褒められるから、未経験でも宅録ナレーターで稼ぐことはできないか。
やってみたいことがあるのですから、それを活かして在宅で収入を得てみましょう。
ただ、最初は声の仕事がしたいと思っても、どうすれば良いか分からないですね。
本日は、これから声の仕事がしたい方に、少しでも役立つ情報やサービスを紹介できればと思います。
声の仕事を受注するためにまずは発信しよう!
このブログを始めて10年が経つ筆者(ゆい)は、フリーランスで成果をあげている方のブログを、たくさん読んできました。
成果をあげているフリーランスの方には共通点があります。
皆さんブログやSNSを使って上手に発信をしているのです。
フリーのイラストレーター、たっつんさんの以下の記事を読んでみて下さい。
趣味の発信が仕事につながることが分かり、「自分も頑張るぞ」と思えるような記事ですね。
上記の記事を書いたたっつんさんも、
- ブログ
- ツイッター
- インスタ
- フェイスブック
などのブログとSNSでイラストを発信することをお勧めしています。
また、作品集(ポートフォリオ)や、料金表、お問い合せフォームを掲載することもお勧めしています。
声の仕事を希望なら、ボイスサンプルをブログへの埋め込んでおけば、仕事を依頼したい人にすぐ聞いてもらえますね。
また、保存を忘れたので記事の紹介はできないのですが、在宅で占い師として活躍している方のブログもたっつんさんと同じでした。
占いが大好きで、毎日勉強して、自分を占い、それをブログで発信しているうちに、占って欲しいという人が現れ、最初は無料で占っていたけれど、あまりに増えてしまったので有料で占うようになったということが書かれていました。
仕事を受注するために発信が重要ということがお分かりいただけると思います。
ブログ等の発信で直接ナレーターに依頼をしてくる人
ブログを発信していて、直接依頼をしてくるのはどのような人でしょうか。
新しいプラットフォームを立ち上げる時などに、登録者を増やすためにブログやSNSで発信している人に声をかける場合があります。
声の仕事に関して言うと、新しく音声配信のサイトを立ち上げる会社が、「登録しませんか」と誘う感じです。
最初なので、良い条件を提示してもらえる可能性もあります。
声をかけてもらって登録しました!というブログ記事も多いですよ。
他にも、急いで仕事をして欲しい場合やプロに頼むには予算がオーバーしてしまう企業や個人からの依頼も考えられます。
仕事を頼みたい人の中には検索エンジンやSNSで直接「ナレーション 依頼」と入れて検索する人もいますので、発信している情報を見つけて、気に入ってもらえれば仕事が受注できます。
声の仕事を受注するために登録しておきたいサイト
仕事を受注するにあたって、調べてもよく分からない企業や、個人と直接仕事の取り引きをするのは不安が拭えないものです。
そのような時にはスキルシェアサービスを使えば金銭トラブルを回避しながら安心して取り引きができます。
スキルシェアサービス
スキルシェアは個人が持っている知識や経験をインターネット上で売買するサービスのことです。
スキルを販売したい人は、自分が提供できる仕事を販売価格と一緒に提示します。
販売価格を自分で決定できるので価格に納得して仕事ができます。
ココナラ
「得意を売り買いココナラ♪」というテレビCMを流しているのでご存じの方も多いことと思います。
スキルを売りたい人と、そのスキルを買いたい人が集まるサイトです。
ココナラのスキル購入者は申込み時に先払いし、取り引き完了時にスキル提供者に代金が支払われる仕組みなので、金銭トラブルが回避できます。
取り引き成立時に手数料が差し引かれますが、仕事の受注に専念できるのは大きなメリットと言えます。
ブログに自分のココナラのページのURLを貼っておいて、ご注文はこちらにお願いしますと一言書いておけばココナラの決済機能を使って安心して取り引きができます。
ココナラにはナレーション・キャラクターボイスというカテゴリーがあります。
初めての方はこのカテゴリーを参考に登録してみましょう。
表紙の画像には、YouTube動画を貼って声をPRしている人が多くいますね。
他のカテゴリーと比較して、直近3か月の販売額が10万円以上のプラチナランクの人がたくさんいますので、稼げるカテゴリーと言えるでしょう。
クラウドワークス
クラウドワークスは2011年に設立、2012年にオープンしたクラウドソーシングサイトです。
案件が数多く登録されている、大規模クラウドソーシングサイトの一つです。
クラウドワークスには声優・ナレーション制作のカテゴリーがあります。
ランサーズ
ランサーズは2008年にオープンしたクラウドソーシングサイトです。
ランサーズには、音楽・音源・ナレーションのカテゴリーがあります。
クラウドワークスもランサーズも仕事依頼者からスカウト機能を使って直接依頼されることもあります。
そのためプロフィールのページは、とても重要になります。
音声配信サービス
音声配信サービスとは、インターネット上でスマホやパソコンを使用して音声を配信するサービスです。
個人でも気軽に配信することができるものもあり、収益化も可能です。
比較的新しいサイトが多く、機能や収益化の方法などが、年々追加されている様子がうかがえます。
Radiotalk(ラジオトーク)
ラジオトークは、スマホを使って誰でもすぐに音声配信をスタートできる音声配信アプリです。
トークを収録して配信することもできますし、リアルタイムで配信するライブ配信も可能です。
また、Podcast(ポッドキャスト)などの他の音声配信プラットフォームへの自動配信ができるのも魅力です。
Radiotalkの収益化について
リスナーが配信者に対して応援の気持ちを贈る「さしいれ」機能があります。
「さしいれ」をもらった配信者は、貢献度に応じてポイントを入手でき、RealPayという電子マネーに交換できます。
また、運営の審査を通過した一部の配信者は、高レートで格別多くのポイントを入手できる「Radiotalkパートナープログラム」に参加できます。
Spoon(スプーン)
スプーンは音声に特化した音声配信サービスで、Webサイトやアプリから登録すれば審査なしで誰でも配信することができます。
スマホさえあれば配信できるため手軽です。
LIVEという生配信機能とCASTという録音配信機能、またTALKというタイトルにあるお題について、ボイスメッセージでコミュニケーションがとれる「ボイス掲示板」機能もあります。
Spoon(スプーン)の収益化について
spoonは投げ銭システムで収入を得ることができます。
配信者は「スプーン」と呼ばれるスタンプなどのギフトアイテムを受け取ります。
視聴者から受け取ったアイテムはSpoonへの貢献度によりポイント化されます。
受け取ったポイントは、ポイント交換サイト「ドットマネー」を経由して現金や、電子マネー、ギフト券に交換できます。
stand.fm
スタンドエフエムは音声配信アプリで、スマホを使ってライブ配信をしたり、収録してコンテンツを増やしたりすることが可能です。
ライブ配信では、リスナーをゲストに招待してコラボ配信することができます。
収録の場合も、コラボ機能を使って離れたところにいる人と一緒に会話しながら収録できます。
stand.fm(スタンドエフエム)の収益化について
スタンドエフエムでの収益化には、「stand.fmパートナープログラム(SPP)」への申請が必要です。
収益化方法は3つあります
- 再生時間に応じた収益還元
- メンバーシップ機能
- コンテンツ販売
3つのうち、再生時間に応じた収益還元からスタートしましたが、2021年にメンバーシップ機能も追加されました。
メンバーシップとは、月額課金したリスナーに、メンバー限定の収録を公開したり、ライブを配信をする機能です。
今後はコンテンツ販売や他の収益化支援の機能も公開予定となっています。
Voicy(ボイシー)
ボイシーは音声コンテンツを配信するプラットフォームです。
芸能人やインフルエンサーが配信しているので、リスナーとしては楽しめます。
配信ができるのは、審査に通過した方のみです。審査通過率が5%ということなので初心者には狭き門と言えそうです。
スマホ1つで収録が可能です。
voicy(ボイシー)の収益化について
ボイシーでの収益化方法も3つあります。
- 企業スポンサー
- 声の月額課金
- さしいれ
声の月額課金は、月額課金した人だけが限定の放送を聴ける機能です。
オーディオストック
オーディオストックは、株式会社オーディオストックが提供しているサービスで、音素材のマーケットプレイスです。
音楽作品の収益化を支援しているのですが、ボイスやナレーションも販売できます。
オーディオストック
前述もしましたが、オーディオストックは音楽をストック販売できるサービスです。
著作権フリーの音楽や声の素材を探している方に向けたサービスです。
オーディオストックには、ボイス・ナレーションというカテゴリーがあります。
手軽にスタートすることができますが、ひとつひとつの作品に審査は行われています。
ストック型のサービスは、登録しておけば収入になるになることがメリットです。
その一方で、登録数が少ない状況では、他の作品の中に埋もれてしまい、忘れた頃に売れるくらいの収入にしかならないというデメリットもあります。
おわりに
宅録ナレーターを目指す方に、仕事を受注するためのコツやサービスを紹介してきました。
ただし、どれも収入を得るためには、時間が必要です。
すぐにたくさん稼ぐことはできないかもしれませんが、新しいことを始めれば、仕事をもらえるきっかけがつかめるかもしれません。
やりたいことがあるのは素敵なことです。
おうち時間を有効活用して、ぜひ声の在宅ワークを始めてみてください。
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