- MOSは意味がないって聞いたことがある
- Excelの資格を取っても採用試験に有利にならないのでは?
と悩んでいる方も多いかもしれません。
実際のところ、Excel資格だけでは就職や転職の決定打にはなりづらく、意味がないとか、持っていなくてもよいと言われることもあります。
一方で、まったく意味がないわけではなく、スキルの証明や信頼につながることもあります。
では、Excelの資格は本当に取る必要があるのでしょうか?また、取得するとしたらどれを選べばいいのでしょうか。
実際にExcelの資格を取得した方に、本当に意味がないのか?役に立ったか?取得して良かったと思っているか?など、さまざまな質問をしてみました。これから資格を取得しようとしている方にアドバイスも書いてもらいましたので、参考にしてみて下さい。
Contents -目次-
Excel資格は必須ではないが、持っていて損はない
Excelの資格は、それだけで採用が決まるような決定的な要素にはなりにくいものの、実際の仕事の中で活かせる場面もあります。
たとえば、実際に、在宅ワークのWeb面接を受けた方の体験談では、「Excelはどの程度使えますか?」といった質問をされたという声がありました。
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このように、資格そのものよりも「どの程度使えるか」を見られる場面が多いため、Excel資格はスキルの証明と考えておくとよいでしょう。
Excelの資格に関するアンケートについて
今回は、Excelの資格を保有している50人の方に、クラウドワークスでアンケートを実施しました。
回答者は、男性21人、女性29人と、女性からの回答がやや多い結果となりました。
また、年齢層は、20代が8人、30代が16人、40代も16人、50代以上10人と、幅広い年代の方から回答をいただいています。
アンケート概要
- 調査対象:Excelの資格を保有している方
- 調査人数:50人(男性21人、女性29人)
- 調査方法:クラウドワークスでアンケートを実施
- 調査実施: 在宅ワークを探そう!
Excel資格は意味ない?実際に取得した人の意見
Excel資格については、「意味がない」という意見も見かけますが、実際に取得した人はどのように感じているのでしょうか。
アンケートでは「Excelの資格は意味ないと言われることもありますが、実際に取得してみてどう感じましたか?」という質問をしました。その結果以下のような回答が寄せられました。
取得して良かったという意見
40代 男性 K.Tさん 取得資格:MOS(エキスパート)、VBAエキスパート
資格に意味がないとは言えません。マクロや関数を使いこなせば、Excelでゲーム制作さえ可能です。私自身、資格は研修で取得しましたが、未経験からでもマクロの活用で大幅な時短を実現できます。現在はJavaやPython等も利用しますが、VBAエキスパートはプログラミングの基礎を学ぶのに最適です。実務の効率化に直結するため、資格取得は必用だと思います。
40代 男性 S.Kさん 取得資格:MOS(エキスパート)、日商PC検定、Excel表計算処理技能認定試験
特に資格で給料などが上がらないが、資料作成などかなり楽になったと思う。
40代 女性 N.Oさん 取得資格:MOS
専業主婦からの復職にあたり、手に職もないので、パソコンぐらいは使えないとと思い、スクールに通いました。実際1年半くらい通っていたのですが、資格だけではなく、実務に使える技能が身についたのでよかったと思いました。
20代 女性 M.Tさん 取得資格:MOS
パソコンを使う仕事、事務職などの採用試験の時にエクセルが使えることをわかってもらえるために有利になった。
30代 女性 H.Sさん 取得資格:MOS(一般)
取得前もある程度使えると自分では思っていたが、勉強してみると知らなかった便利な機能が多くExcelを普段使う中で役立つと感じました。実際に取得前後で仕事効率が少し改善したと思うので、取得して良かったと思っています。また、資格取得という目標があったため何度も復習して身につけられたと思うので、無駄ではないと思います。
50代 女性 O.Yさん 取得資格:MOS(一般)、MOS(エキスパート)
PCを使った事務作業のスキルがどのくらいあるかを客観的に説明できるので、仕事で使っているなら全くないよりは説得力があると思います。派遣登録のときに役に立ちました
必須ではないという意見
20代 女性 I.Rさん 取得資格:MOS(一般)
勉強の過程には意味があると感じましたが、特段有利になってるとは思いませんでした
40代 女性 M.Mさん 取得資格:MOS(一般)
実際には使う機会がほとんどなく、いくら資格をもっていても実践できないと意味がないかなと思いました。
20代 女性 H.Nさん 取得資格:Excel表計算処理技能認定試験
資格をとっていても仕事で使わなきゃ意味が無いと思いました。
Excelに関する資格を取得して良かったという人も、必須ではないという人もいましたが、多くの人が資格を取得して良かったという回答を寄せています。
Excelの資格を取得して良かった人は84%
今回行ったアンケートで、Excelの資格を取得して良かったかという質問の回答は以下のようになっています。
Excelの資格を取得して良かったか?
- 大変良かった:14人
- 良かった:28人
- どちらとも言えない:6人
- あまり良くない:1人
- 良くない:1人
このように、Excelの資格を取得して良かったと感じている人は、全体の84%でした。
実際の回答を見ると、資格の勉強を通してExcelの知識が増え、仕事や日常で使うときに、作業がスムーズになったり、人から頼られるようになったと感じている人が多いようです。
また、数は多くないものの、転職活動でスキルのアピールにつながったと感じている人もいます。
一方で、「あまり良くない」「良くない」と回答した人は、資格を取得しても実務で使う機会がなく、身につけたスキルを活かしきれていないという状況がうかがえます。
Excelの資格は役に立ったか?
アンケートでは、Excelの資格は役に立ったか?についても合わせて聞いています。
- とても役に立った:13人
- ある程度役に立った:30人
- あまり役に立たなかった:5人
- まったく役に立たなかった:2人
この質問でも、86%の人が役に立ったと答えています。
この結果から、多くの人にとって、Excelの資格は役立っており、意味がないとは言い切れない資格であることが分かります。
なぜ意味がないと言われるのか?
Excel資格が意味ないと言われる理由の一つに、就職や転職にあまり役立たないのではないかというイメージがあります。
実際に、採用では資格よりも実務経験が重視されることが多く、資格だけで評価が大きく変わることは少ないと多くの人に考えられています。
また、資格を取得しても、仕事や生活の中で使う機会がなければ、取ってもあまり意味がなかったと感じてしまいます。
しかし、今回のアンケートで、資格を取得した理由として最も多かったのは就職・転職のため(21人)でした。
そのほかにも、自己啓発のため:14人、仕事で必要だった:6人、皆が取得しているから:6人という回答があり、多くの人が将来に備えて資格を取得していることが分かります。
このことから、意味がないと言われることがあっても、少しでも有利になる可能性があるなら取っておきたいと考えている人が多いことがうかがえます。
Excelの資格を取るメリット・デメリット
今回のアンケート結果をもとに、Excelの資格にどのようなメリット・デメリットがあるのかを紹介します。
Excelの資格を取るメリット
- 実務や日常生活で役立つ
- 自信がつく
- スキルの証明になる
実務や日常生活で役立つ
Excel資格の勉強を通して身につけた操作や知識は、実際の仕事や、日常生活の中で活かせる場面があります。
アンケートでも、仕事の作業スピードが上がった、実務に使える技能が身に付いたといった声があり、日常的にExcelを使う環境では、資格で学んだ内容がそのまま役立つと感じている人も多いようです。
特に、データ入力や事務作業など、Excelを使う機会がある人にとっては、実用性の高い資格と言えます。
自信がつく
資格を取得することで、Excelが使えるという自信につながる点もメリットの一つです。
独学で学んでいる場合は、自分のスキルレベルが分かりにくいですが、資格を取得することで一定の基準をクリアしたという目安になります。
アンケートでも、人から頼られるようになって信頼向上を実感した、自信がついてモチベーションが上がったといった声があり、心理的な面での変化を感じている人もいました。
スキルの証明になる
Excel資格は、それだけで評価が大きく変わるわけではありませんが、基本的な操作ができるという証明として活用することができます。
たとえば、履歴書やプロフィールに記載することで、スキルの一つとしてアピールできるため、未経験の分野に挑戦する際の後押しになることもあります。
また、複数の資格の中にExcel資格が含まれていることで、スキルアップに取り組んでいる姿勢を伝えることができます。
Excel資格のデメリット
Excel資格を取得することに大きなデメリットはありませんが、人によっては必ずしも必要ではなかったと感じることもあります。
Excelの資格を持っているだけで採用が決まることは少なく、実際には経験やスキルの方が重視される傾向があります。
そのため、資格があるだけで大きく有利になるというよりは、あくまでスキルの一つとして評価されるものと考えておきましょう。
Excelの資格が向いている人・向いていない人
Excelの資格はすべての人に必要というわけではなく、目的や現在のスキルによって向き・不向きがあります。
ここでは、アンケート結果や実際の活用例をもとに、Excel資格の取得が向いている人と向いていない人の特徴をまとめました。
Excel資格の取得が向いている人
- 未経験でスキルの証明がほしい人
- Excelを使う仕事をしたい人
- 基礎からしっかり学びたい人
未経験でスキルの証明がほしい人
未経験の場合、どのくらいExcelが使えるのかを伝えるのが難しいことがあります。
Excelの資格を取得しておくことで、基本的な操作ができるという目安になり、履歴書やプロフィールでもスキルを説明しやすくなります。
何も書けるものがないという状態を避けたい人にとっては、判断材料の一つになると言えるでしょう。
Excelを使う仕事をしたい人
事務職やデータ入力など、Excelを使う仕事を考えている人にとっては、資格の勉強で身につけた新たな知識がそのまま役立つ場面もあります。
アンケートでも、実務に直結していると感じるという声がありました。
これからExcelを使う仕事をする予定の人にとっては、事前に基本を身につけておくことで、安心して仕事を始めやすくなります。
基礎からしっかり学びたい人
Excelの資格を取ることで、これまで知らなかった機能や操作を学ぶことができ、作業の進め方の幅が広がります。
実際にアンケートでも、「知らなかった使い方を覚えられた」「効率よく作業できるようになった」と感じている人が見受けられました。
そのため、Excelを基礎からきちんと学びたい人にとっては、資格取得を通してスキルを整理できる良いきっかけになります。
Excelの資格取得が向いていない人
Excelを使う予定がない人
今後、Excelを使う予定がない場合は、資格を取得しても活かす機会が少なくなってしまいます。
アンケートでも、実務で使わないとスキルを活かしきれないという声があり、使う環境があるかどうかは重要なポイントと言えます。
そのため、現時点でExcelを使う予定がない人は、必要になったタイミングで学ぶという考え方でも十分でしょう。
Excelの資格はどれがいい?
Excelの資格にはいくつか種類がありますが、迷った場合はMOS(Microsoft Office Specialist)を選ぶのがおすすめです。
前述のとおり、今回のアンケートでも、MOSの資格を取得している人が50人中38人で、全体の大半を占めています。
知名度が高く、履歴書にも書きやすい資格であるため、どれを取ればいいか分からないという方にとっては、選びやすい資格と言えるでしょう。
一方で、日商PC検定やExcel表計算処理技能認定試験などもあり、それぞれ特徴があります。
たとえば、日商PC検定はビジネスでの活用を意識した内容が多く、実務に近い形で学びたい人に向いています。
また、VBAエキスパートのように、より専門的なスキルを身につけたい人向けの資格もあります。
ただし、未経験から始める場合は、MOSなどの基本的な資格を取得し、その後必要に応じてステップアップしていく流れが現実的です。
そのため、どれがいいかで迷った場合は、まずはMOSから検討してみるとよいでしょう。
Excelの資格一覧
Excel資格にはいくつか種類がありますが、どれを選べばいいのか迷う方も多いと思います。
そこで、今回のアンケートで実際に取得している人が多かった資格の中から、個人でも受験しやすい代表的なものをまとめました。
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| 資格名 | 主催 | レベル | 受験方法 | 特徴 |
|---|
| MOS(Microsoft Office Specialist) | マイクロソフト(運営:オデッセイコミュニケーションズ) | 一般・エキスパート | 全国の試験会場 | 知名度が高く、未経験でも取り組みやすい資格 |
| 日商PC検定(データ活用) | 日本商工会議所 | Basic・3級・2級・1級 | 全国の試験会場 | ビジネスでの活用を意識した実務寄りの内容 |
| Excel表計算処理技能認定試験 | サーティファイ | 3級・2級・1級 | 試験会場または在宅受験 | 表計算に特化した実務向け資格 |
| VBAエキスパート | オデッセイコミュニケーションズ | ベーシック・スタンダード | 全国の試験会場 | マクロや自動化など専門性の高いスキルを学べる |
Excel表計算処理技能認定試験は、年に2回、在宅でリモートWebテストを受けることができます。
これからExcelの資格を取得する人へのアドバイス
今回のアンケートでは、これからExcel資格の取得を考えている人に向けてアドバイスを記入してもらいましたので、その内容をいくつか紹介します。勉強の参考になるアドバイスもありますので、ぜひ読んでみて下さい。
30代 女性 N.Iさん
資格対策だけでなく、実務で使う関数やショートカット、簡単なマクロにも触れておくと理解が深まる。
試験範囲は基礎中心なので、取得後に実務レベルへ広げる意識を持つと無駄になりにくい。
40代 女性 M.Hさん
資格取得を目指すなら、ただテキストを読むだけでなく、実際に手を動かして操作することが大切だと思います。模擬試験を繰り返すことで出題パターンにも慣れますし、苦手な部分も把握しやすくなります。
20代 女性 O.Sさん
普段から使い慣れている方はわからないところや初見のところを徹底的に、初心者の方は市販のテキストやYouTubeを見ながら見様見真似で身につけていけば良いと思う。
40代 女性 M.Fさん
どんな職種に就くかで関数の使う頻度が変わってきます。どの関数もまんべんなくかつ、資料等をみなくてもパパっと作れ、また条件設定なども覚えておくと実際に役立つとおもいます。試験勉強プラスアルファで勉強しておくと実社会で役立つと思われます。
30代 女性 S.Yさん
資格は意味がないかもしれませんが、ショートカットや関数など、使えれば便利な機能がたくさんあります。資格を取るのを目標にするのではなく、便利な機能を知れる、というのを目的として勉強してみてはいかがでしょうか。
50代以上 男性 HIROSさん
AIで作業の代行は可能と言われますが、Excelの基本を知っているのと知らないとでは、成果が大きく変わります。取得を推奨。
40代 男性 T.Kさん
自己流で何時間もかかっていた作業が、実はボタン一つで終わることもあるので、やって損はないと思っています。
30代 女性 E.Iさん
操作を暗記するだけでなく、実務での活用シーンを意識すると良いと思います。
50代以上 女性 O.Yさん
事務系の仕事、特に派遣会社に登録する場合には取得したほうがよい。派遣登録のときにパソコンスキルのチェックがありますが、MOSを取得しているとチェックはスキップできます。
在宅ワークにおすすめの資格
以前、資格を活かして在宅ワークをしている人を対象に、取得して役立った資格についてアンケートを行いました。
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在宅ワークに興味はあるものの、どのように始めればいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。 そんな時に、資格を取得すればスムーズに仕事が見つかるのでは?…
最も役に立ったと回答が多かったのは簿記で、次いでMOSという結果になりました。
そのほかにも、ファイナンシャルプランナーやTOEICなどを役立つ資格として回答している人がいました。
Excelの資格取得についておわりに
Excel資格は、就職や転職の決定打になるケースは多くありませんが、アンケートでは「取得して損はない」「最低限の操作ができる証明になる」といった声が多く見受けられました。
また、MOSと日商PC検定、MOSとVBAエキスパートなど、Excel関連の資格を複数取得している人もおり、1つだけでは大きな強みになりにくい場合でも、組み合わせることでスキルの幅や学習意欲を伝える材料になる可能性があります。
複数の資格を持っていることで、スキルの幅をアピールしやすくなるでしょう。
自分の目的や使う場面に合わせて、必要かどうかを判断しながら選んでみてください。